【結城市の小児歯科】子どものむし歯予防におすすめ!歯医者での定期検診

こんにちは。
結城市の歯医者【河野歯科医院】です。
毎日丁寧に歯磨きをしているのに、気づくと「奥歯の溝」や「歯と歯の間」にむし歯ができてしまう……そんなお悩みを多く耳にします。
子どもの歯は大人よりもやわらかく、むし歯が短期間で進みやすいのが特徴です。
だからこそ、ご家庭のケアに「歯医者での定期検診」を組み合わせることが、確かな子どものむし歯予防につながります。
今回は、子どものむし歯予防に、なぜ歯医者の定期検診がおすすめなのかをわかりやすく解説します。

河野雅人 院長
1989年 日本大学歯学部 卒業その後、都内の歯科医院にて勤務
1996年 河野歯科医院 開院
医院名:河野歯科医院
所在地: 〒307-0001
茨城県結城市結城1572
Contents
定期検診が子どものむし歯予防におすすめな理由

まずは定期検診がなぜ必要なのか、その理由を3つ紹介します。
▪プロの目で早期発見できる
▪フッ化物で歯を強くする
▪仕上げ磨き・食習慣のコツが身につく
この3点が、定期検診がむし歯予防に効果的な理由です。
特に、生えたての乳歯・永久歯は表面が成熟しておらず、むし歯に弱い状態です。
歯科医院では、お口の状態を丁寧に診て、年齢に合ったフッ化物の使い方や、フロスの通し方、間食の時間帯の工夫まで、ご家庭で続けやすい方法を具体的にお伝えします。
フッ素塗布は、子どものむし歯予防に効果的です

フッ素塗布は、子どものむし歯予防に効果的です
ご家庭の歯磨きだけでは解消できないリスクの改善をめざす方法として、歯科医院で行う「フッ素塗布(フッ化物歯面塗布)」があります。
定期検診の際にも行っている予防法です。
フッ素塗布の流れと効果~年2回以上が目安~
▪年2回以上を目安に継続を推奨
▪生えたての歯の予防に特に有効
▪安全性の高い方法で実施される
フッ素塗布は、高濃度のフッ化物(フッ化物イオン濃度約9,000ppm程度)を、歯科医師・歯科衛生士による施術で歯の表面に直接作用させ、むし歯への抵抗力を高める予防法です。
乳歯期のむし歯予防としては1歳ごろから活用され、永久歯が生えはじめる時期にも効果が期待できます。
施術方法は、ジェルまたは溶液を歯ブラシで歯面に塗る方法や、綿球・綿棒で歯面に塗る方法などが一般的です。
塗布後は唾液を吐き出し、30分ほど飲食とうがいを控えることで作用を安定させます。
効果については、乳幼児で定期的に継続した場合、むし歯をほぼ半分に減らせたとする報告があり、永久歯では20〜30%の予防効果です。
1回だけでは十分な効果が得られにくいため、定期検診とセットで年2回以上続けていくことがポイントです。
参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~「フッ化物歯面塗布」>
フッ素塗布の安全性と注意点
フッ素塗布は、フッ化物濃度が高い薬剤を使用するため、歯科医院のみが取り扱うなど安全性にも配慮しています。
目安としては、子ども1回の使用量は2g(2ml)以内としており、この範囲での使用であれば、安全性への心配はありません。
フッ素塗布は年2回以上の継続がポイント
フッ素塗布がむし歯予防に効果的とはいえ、基本はご家庭での毎日のケアであり、そこに年2~4回程度のプロフェッショナルケアをプラスするという位置づけです。
特に、夜の仕上げ磨きとデンタルフロスでの歯間ケア、間食やおやつの摂り方の管理と組み合わせることが大切で、それによってむし歯が発生するリスクをバランスよく下げていきます。
定期検診のタイミングに合わせてフッ素塗布を行うことができますので、効果があるとされる最低でも「年2回以上」の継続を目標にしましょう。
お子さまの場合は、春休み、夏休み、秋の連休(シルバーウィーク)、冬休みなど、長期休暇を目安に定期検診を受けるようにすると継続しやすいのでおすすめです。
歯ブラシだけでは届きにくい「3つの場所」をご存じですか?

定期検診では、お一人お一人のお口の状態に合わせた効果的な歯磨きの方法もお伝えします。
特に、磨き残しが生まれやすい「お口の構造上の死角」を知ると、ケアがぐっとやりやすくなります。
▪奥歯の深い溝
▪歯と歯の間
▪歯と歯ぐきの境目
これらの3つの場所は、歯ブラシの毛先だけでは落としきれないことが多く、デンタルフロスなど歯間清掃具の併用が推奨されます。
歯垢(プラーク)は1mg中に10億個以上の細菌が存在し、水でうがいするだけでは取り除けません。
また、歯ブラシだけの歯磨きでは6割程度までしか汚れを除去できないことがわかっています。
デンタルフロスや歯間ブラシを併用し、歯面は歯ブラシで、歯と歯の間はデンタルフロスや歯間ブラシで、それぞれ役割分担して汚れを落とすようにしましょう。
参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~「プラーク / 歯垢(ぷらーく)」>
参照:神奈川県「今日から始めるすき間ケア~毎日のむし歯・歯周病対策~」より >
いつから定期検診へ通う?年齢別の通院ポイント

最初の乳歯が生えはじめたら、小児歯科デビューの合図です。
奥歯が増える時期は隣接面むし歯が出やすくなります。
永久歯に生えかわる前までは、就寝前は必ず保護者による仕上げ磨き+フロスをおすすめします。
6歳前後になると、いちばん奥に生えてくる6歳臼歯のむし歯リスクが高いため要注意です。
小児歯科の定期検診で行うこと~定期検診の流れ~
初めての保護者の方もイメージしやすいように、小児歯科での定期検診を「受付からお帰りまで」の順番で紹介します。
実際の内容は、お一人お一人のお口の状態や年齢によって調整されることになります。
STEP1 受付・問診

まずは受付後、問診票をご記入いただきます。
気になる症状、これまでのむし歯経験などを丁寧におうかがいます。
保育園・幼稚園・学校生活のリズムにも考慮しながら、一緒に無理のない予防計画をつくっていきましょう。
STEP2 成長発達と生活リズムのヒアリング
年齢ごとの生えかわり状況や、指しゃぶり・口呼吸・いびき・睡眠時の姿勢など、お口の成長と関連の深いポイントをチェックします。
仕上げ磨きの際の姿勢や照明・鏡の使い方、嫌がる場面での声かけについても、必要に応じてお伝えします。
STEP3 お口のチェック

奥歯の溝、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目を中心に、お口全体を確認します。
生えたての永久歯や、乳歯の隣接面にできるむし歯のリスクを見逃さないよう、必要に応じてレントゲンでかくれたむし歯や歯根の状態を確認することも。
歯肉の腫れ・出血、歯石の付着、かみ合わせに関しても総合的にチェックします。
STEP4 プラークの染め出しとやさしいクリーニング

磨き残しを色で見える化する「染め出し」を行い、どこに汚れが残りやすいかを共有します。
その後、専用の器具やペーストで丁寧にクリーニングし、着色や汚れを取り除きます。
STEP5 フッ素塗布(フッ化物歯面塗布)
歯の表面にフッ化物を作用させます。
塗布後は唾液を吐き出し、約30分は飲食とうがいを控えるようご案内します。
STEP6 仕上げ磨き・フロスの使い方のアドバイス~保護者の方へ~

ライトの当て方、体勢、指の支え、鏡の角度、フロスの入れ方・抜き方など「今日から効果的に予防ケアを行えるコツ」を、実際に手を動かして練習します。
歯ブラシの交換時期、ヘッドの大きさ、フッ化物配合歯磨剤の選び方、うがいの回数なども、必要に応じてお伝えします。
STEP7 食習慣・間食のアドバイス

間食・おやつの回数と時間に配慮することで、むし歯リスクを大きく下げられます。
就寝前の飲食は控える、おやつを食べた後は歯磨きの習慣をつけるなど、ご家庭で実践しやすいルールをご提案します。
予防は継続していくことが大切ですので、園や学校の予定、部活や習い事の時間割にも合わせて、現実的で行いやすい食習慣や生活習慣のルールを一緒に考えましょう。
STEP8 今後の予防計画と次回予約
むし歯リスク、磨き残しの傾向、生活リズムを踏まえ、通院間隔を個別に設定します。
次回の検診では、小さな変化も見逃さないよう、「磨き残しが減っている」「生えかわりの歯があるので、汚れが溜まりやすい場所が増えている」など、前回との比較ポイントと改善方法についても共有します。
お子さまのむし歯予防のことは河野歯科医院へご相談ください~

当院は、お子さまのペースに合わせた治療や予防を行う歯医者です。
歯医者が苦手なお子さまも、お気軽にご相談ください。
結城市で小児歯科をお探しの皆さま、お子さまのむし歯予防のために、お一人お一人に合ったフッ化物の活用、仕上げ磨き、おやつの与え方など、現実的で続けやすい予防計画を、当院と一緒に作っていきましょう。


